ascal design にちにちデザイン談

デザイン活動をしながら日々思うことをスタッフやつながる仲間が気ままに綴ります

洋菓子のワールドカップ。日本が世界一に!

クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2023

日本代表チームが使われた木型や道具を、3D技術、
デザインでお手伝いさせていただきました。

 

ここ数ヶ月のMADE in 日本橋での出来事をお知らせ致します。

 

今年1月、フランス、リオンで開催された洋菓子のワールドカップ

クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー
で日本代表が世界一となりましたが、

 

実はMADE in 日本橋でも、大会で使われる木型の制作。
アイスケーキのデザインのお手伝いや、
パティシエさん達が使われる様々な道具を3D技術を駆使しながら
お手伝いさせていただきました。

 

 

最初にご相談いただいたのは大会が始まる半年前、
ここ数年は、フランス、イタリアが3Dの技術を取り入れており、
賞を独占しているので、日本も3Dの技術を取り入れたいということで
今流行りのInstagramを通して知り合い、ご相談を受けました。

 

パティシエさん達の技術、努力の賜物ではありますが、

 

1.型や道具だけが作れる会社でも

2.3Dプリンターだけが使える会社でも

3.デザインだけが作れる会社でも

なく、

 

作り手の思いを汲み取り、上記3つのことができる私たちだからこそ
お手伝い、満足いただき結果へのほんの小さいな力にもなれたのかなと
思っております。

 

常に新しい技術を取り入れ、模様や型を50年作り続けてきた
アスカルの経験、技術力が報われたのかなと思っております。

 

(3Dデータからお菓子の素材まで変える全工程、詳細は内緒です)

 

当社にお越しいただいた方なら、ご覧いただいたことあるかなと思いますが、
当社で作り続けている3Dパターンは現在400を超えています。

今回使用いただいたのは、その中の3つ。
まだまだ私たちができることは多くありそうです。

 

 

 

 

 

 

今回使用したデザインは、建材の業界の中では皆さんも
見慣れたパターンかもしれませんが、
パティシエさんの目からすると斬新で目新しかったようで、

パティシエ界の巨匠。

ピエールエルメさんからも好評だったそうです。

 

日本の物作り、

建材のデザインは、

世界に誇れるクオリティーがあるなと、

 

日々、皆様からご依頼いただき、培ってきた感性、技術があってこそ。

今まで関わられていただいた全ての方のお顔を思い浮かべながら、
その経験あってこそと、とても誇らしい思いです。

 

あくまで私たちの仕事は型という道具作り、黒子ではありますが、
世界のパティシエ界では、有名になりつつあり、、、
次の大会へ向けて準備を進めております。

 

 

3Dで作るパターンを木型という道具へと。
リアルな世界へ出力していますが、

 

メタバース内での建築物への3Dの活用への実験も進めております。

 

デジタルからアナログ(実物)にするにはとても苦労します。

 

今までは原型、型を作り、コストも何百万もかけないと、
建物に表現することができませんでした。

 

でも、デジタルの中で完結できたら、、、、

 

もっと私たちの技術はスムーズに活用いただけそうです。

 

数ヶ月後、数年後かもしれませんが、未来の建物への提案。
また報告できたらと思っております。

 

50年リアルの建物のデザインを考えてきた私達だからこそ、
私達にしか出来ないメタバースの街も彩っていけそうです。

 

 

 

 

今後のMADE in 日本橋のスケジュールのお知らせも!
4月24日から5月24日までの期間。

 

東京新宿のオゾンの中にある「モクション」にて
(全国各地と東京都が連携して行っている国産木材の魅力発信拠点)
隈研吾さんが館長なので、ご存知の方も多いかもしれません。

 

1ヶ月、展示とワークショップをやらせていただきます。

 

一般の方、子供も参加できるワークショップを予定しておりますが、
3D技術を使った、木材の加工、アートパネルなども展示予定なので
ぜひ皆さまお越しください!

 

 

私たちが毎日在中しているわけではありませんので、お越しになられる方、
詳しく説明を聞きたいという方は、ぜひ事前に一報ください。

木材のショールームにて、
木のお話し、建材のお話ができたらと思います。

 

どうぞ引き続き、私たちの活動をお楽しみいただけましたら。
物作りをご一緒できましたら。

 

(株)アスカルデザインプロダクツ 代表 舘野 一也