ascal design にちにちデザイン談

デザイン活動をしながら日々思うことをスタッフやつながる仲間が気ままに綴ります

「テクスチャの可能性に挑戦」

すっかり秋めいてまいりました。

あんなに暑かった夏の記憶が......嘘のようです。

そして、今年の冬はラニーニャ現象の影響で寒いのだとか。

過ごしやすいこの貴重な季節を楽しみたいものです。


今回は久しぶりにインドアでじっくりとデザインに向き合ってみたいと

思います。

昨今の建材の傾向として、住宅や商業施設などの壁材は陰影感のある柄より

フラットタイプが目につくように感じます。

印刷技術の向上に伴いフラット板に印刷で柄をつけた商品が特に人気が

あるようです。

 

そんな中、印刷以外の切り口でフラットの中に何かニュアンスを表現できないか

と色々と可能性を考えています。

素材が何かがわかるというよりはなんとなくテクスチャにニュアンスを感じる、

そんなイメージで新しいテクスチャの表現ができないか模索しているところです。

先ずは身の回りにある布や和紙の表情を拾いながら色々と試行錯誤してみたい

と思います。

元の素材からはイメージのつかなかったテクスチャが生まれてくれると面白い

のですが...

 

◆布の繊維を生かして

うねりの面白さを生かしつつ繊細なニュアンスを拾いました。

 

 オーガンジーの独特な意匠性をさりげなく。

 

ファブリックの横基調を生かしながらラインも自然に馴染むように。

 

元のイメージから思い切って変えてみました。

青と白のクロスしたラインも少ーし感じられるように。

 

◆和紙の繊維を生かして

薄い和紙に立体的なボリュームを感じるように。

 

硬質なイメージに変化できました。

少し引っ掻いた感じの雰囲気もうまく出たように思います。

 

繊細な表情+粒の粗密感が出ました。吹き付け塗装のよう。

 

特徴的な和紙の表情が気持ち悪くならないかなと思いましたが意外と良い感じに。

 

うねりの意匠が強く出るかと思いましたが、思ったよりも複雑な感じに。

塗壁のようにも感じます。

 

ポツポツがシンプルでさりげない質感になりました。

 

ナチュラルな質感の中に機械的な切削が入ったような面白い意匠ができました。

 

繊維質が印象的な和紙ですが、ニュアンスだけうまく残ったように思います。

 

今回のデザインワーク、これはいい感じになるなと思ったものが意外と普通で、これはちょっと気持ち悪くなるかなと思ったものが面白い感じになったりと予想外の部分もあり、なかなか楽しい作業でした。

できたイメージを元にテクスチャサンプル作りも検討中です。

 

他にも植物や抽象的な絵画、具象的なものなど、もっともっと色々な素材で新しいテクスチャ作りをお届けしていきたいと思っておりますので、今後ともご購読いただけましたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本橋散策リポート

朝夕に秋の気配を感じられる今日この頃ですが、
皆様夏疲れ大丈夫でしょうか。
今年の夏は本当に長く暑かったですね。
30度くらいだと涼しく感じてしまうくらいでした。
しかしながら日中はまだまだ暑い日が続いておりますので
皆様気を抜かぬよう熱中症に気をつけてまいりましょう。

そんな暑さ冷めやらぬ中、弊社のホームグラウンドである日本橋
小規模店舗の探索に行ってまいりました。
日本橋というと三越高島屋のある中央通りをイメージされる方が
多いかと思いますが、東の方に行くと「浜町」「人形町」「馬喰町」などなど
小さいながら歴史のある店舗が数多く集まる地域があります。
少し前に蔵前や清澄白河におしゃれなカフェや雑貨店が次々に開店して話題に
なっておりましたが、日本橋の東の地域にも少しそんな流れがきているように感じます。

今回は散歩がてら見つけた日本橋の新しいお店をリポートします。

 

「堀留町~馬喰町」

まず、向かったのは事務所を出て東へ「堀留町~馬喰町」。
馬喰町は問屋さんが多い町ですが小売もしてくれるので安く
掘り出し物を見つけられる町です。
特に布や生地などの素材や加工品の店舗がひしめいています。

 

この辺りにニューオープンしたカフェなどの店舗は間口が狭い物件が多いのですが、
店頭にオープンな空間を頑張って作っています。
5階~8階建のビルの1階に入っているケースが多く、
間口に使われている素材は「木」「金属」「コンクリート」が目につきます。

 

■おにぎりがメインメニューのカフェ。店舗の奥にはワークショップなどのイベント空間もあります。

 

■わずかなスペースにテーブル!通行人からの距離も相当近いのでここでくつろぐのは集中力の高い人に違いありません。

 

■カラフルなテラゾーの床とカウンター。フレッシュフルーツジュースのイメージにぴったり。

 

■角地のカフェ。左にぐるっと回るとビルのサイドの空間もテラスに。

 

■奥渋にある「コーヒースプリームトウキョウ」がプロデュースしているカフェ。

 

■入口のスロープがエントランスに幾何的なアクセント。ネイビーの外壁ともマッチしていてスタイリッシュな感じです。

 

自然派ワインの専門店。エントランスは極めてシンプルながら照明がアクセントとなってインテリアショップのよう。

 

 

「浜町」
そして、馬喰町を南下して行くと「浜町」です。
浜町は明治時代からの長い歴史を持つ明治座という劇場が有名です。
また、浜町公園というこの辺りでは比較的大きな公園もあり
公園から望む隅田川の景色はこの辺りの東京のイメージの象徴とも言えると思います。

 

浜町は日本橋地域の中では住居が多い土地でもあります。
比較的静かでマンションなど大型の建物が乱立していますがビルやマンションと低層の建物が混在しているのも特徴です。
そのため、ビルの1階に入っているカフェもあり、昔ながらの低層部物件1棟をカフェに改装しているものもあります。
低層物件のカフェは塗り調の外装が多いように感じました。

 

■ビル、マンションと昔ながらの低層の建物が連立する街並み。

 

■落ち着きある一棟建のレストラン&カフェ。右のカフェは3階まで客席があります。



■ちょっと変わった造りのカフェ。店員さんが一人で切盛りしている様子が窓から見えます。

 

■印象的な形状のビルの一階に入るカフェ。

 

■にょっきりと飛び出たダクトが気になったのですが、ラーメン屋ということで納得。緑の部分は人工芝です。

 

■「LABO」と名前がついているシェアオフィス空間2棟。街並みが落ち着いているので研究所(LABO)がしっくりきます。

 

■一見、八百屋さんのようですがれっきとしたレストラン。こだわりの食材を使っているというコンセプトが伝わる店構です。

 

■先程の「LABO」も然りですが、緑を取り入れた外観の建物が多かったように感じます。

 

人形町

明治座を背中に西に向かうと「人形町」です。
人形町人形町通りや甘酒横丁を中心に飲食店や商店の連なる商業エリアです。
休日はたい焼きやほうじ茶アイス、甘酒、今半のお惣菜の食べ歩きをする人であふれています。

 

昔からある味わい深い老舗にちょこんと挟まれて新しいお店がある様子は伝統とモダンのカオスですがそんなところが人形町の活気につながっているのだと思います。
基本的には元からある建物を生かしつつ内装のみリノベしている店舗が多いです。

 

■路地裏のカフェ。道が狭すぎて正面から撮影できません。2棟とも昔ながらの小さな飲食店と隣接しています。この辺りの飲食店は2階が住居になっている建物が多いようです。

 

人形町通りの一本裏道に入るとたくさんの小さな店舗で溢れています。

 

■面白い店舗を発見。お香のお店で奥に立派な本店舗があるのですが、前にあえてワゴン車で出店風に。気軽に買えるように工夫したのでしょうか?


最後に
なかなか散歩の感覚で会社の周りを歩くこともないので、見えていなかった店舗に改めて気づいた1日になりました。
日本橋エリア、まだまだありますのでまた散歩リポート行ってみたいと思います。
また、散歩リポートの地域のリクエストがありましたらお気軽にご連絡ください!

 






 

 

オリンピック・パラリンピック 建物のその後

東京オリンピックパラリンピックから1年。

あのあたりが今がどうなってるのか気になり、

調査をして参りました。

黒点が今回まわった施設

 

 

オリンピック誘致が決まった2013年から

土壌問題で止まっていた豊洲の市場も、突然急ピッチに工事が始まり、

メイン施設も2018年に竣工。

有明から見た豊洲市場。この富士見橋は車のCMなどでよく見ます。

 

有明エリアも草ぼうぼうのところ重機が入り、

バレーボールの会場になったアリーナは2019年に竣工。

8/20オープン「有明アリーナ」

フライングで行ってしまったため中に入ることができませんでした。

 

すぐ向かいには「有明体操競技場」があります。

競技場は10年を目安に取り壊しになるそうで、

当初からプレハブ扱いだったようです。

軒にはたくさんの木材を使っていて、これが取り壊しとは信じられません。

新国立競技場ほど話題にもならなず惜しい競技場です。

 

さらに海側にはBMXやスケートボードで話題になったパークの跡地があります。

ここも他の競技場と同じく整備され、一般に開放されるようです。

 

またお向かいの晴海エリアは選手村に使用されたマンションが

「HARUMI FLAGS」として2023年竣工予定。

人口増加が著しいエリアです。

 

 

 

有明エリアをさらに海側へ進むと青海エリアに入ります。

ビックサイトや病院がありますが平時は人がほとんどいません。

23年間あったパレットタウンという商業施設も

今年の8月いっぱいで営業を終了し、全て取り壊しになります。

大観覧車と取り壊されたトヨタの情報施設だった「メガウェブ」奥は「ヴィーナスフォート

 

さらに海側に進むと「東京国際クルーズターミナル」があります。

ゆりかもめから「東京国際クルーズターミナル」へ向かう途中

2019年竣工。開業2020年。

存在は認識していたものの、Covidの影響で開業していたことにすら

気がつかなかったので、今回リポートしました。

 

外観。

ガラスが空や建物を反射しており、ギリギリ屋根の反りが見えます。

建物は横から見たら想像より薄いです。

 

植栽(生)とサイン

 

 

大型のクルーズ船が着岸するための施設のようです。

売店もなにもありません。

建物は4階建。

1階はエントランス、2階は検査スペースと案内所。

 

車寄せからすぐのエントランス

 

2・3・4階が吹き抜けでした。

2階。案内所もある。
3階の吹き抜けフロア

床は塩ビ木目、天井もエントランスに木目シート、吹き抜けは木色のルーバー。

ドアなどのフレームはブラック。これといった特徴はなくトイレもほぼ同じ。

気になったのはサインが大きいことでしょうか。

 

 

 

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今回はオリンピックの競技場を中心に

その周辺を含め調査をして参りました。

縦に高い建物はよく見かける東京ですが、

横に大きく、空を覆われるような建物はなかなかありません。

円形のイメージが強かった体育館や競技場ですが、

今回調査したものはどれも四角く屋根に反りが見られました。

 

こちらは少し足をのばして見に行った「東京アクアティクスセンター」。

競泳や飛び込みの会場になったプールです。

こちらも入ることが叶わなかったのですが、外観は四角。

お向かいにある東京辰巳国際水泳場1992年竣工。

遊びと夢がまだが感じられるような気がします。

対する今回のオリンピックでできた新しい建物(20193年経過してますが)は

どれもかっこよく、クールで真面目な印象。

 

有明から青海の2018年頃から始まった建設ラッシュですが、

平成に作られた建物もどんどん取り壊されており、

新旧入れ替わりの、世代交代を見ているようです。

旧建物たちには謎のステージがあったり、泉があったりと、遊び心が見られました。

新しくできる建物にも、取り壊されていった建物にあったユーモアが

ほんのちょっとでも受け継がれればいいなとそんなこと思いつつ、

今回のリポートとさせていただきます。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

【 ガラス展、始まりました 】

6/22(水)から日本橋高島屋で始まった

コルデコガラスさま主催、MADE in 日本橋とコラボ展示の

「花とガラス展 〜 Fused glass〜」の様子をお届けします!

 

 

さっそく会場、高島屋の新館S.C.です。

エスカレーターで5階に上がって、ぐるっと反対側に回り込んだところに会場の

「TOUCH&FLOW」があります。

 

店内に入って左奥の角が、今回の展示スペースです。


 

壁にはコルデコガラスさまの時計や一輪挿しがズラリ!
表裏でリバーシブルになっており、デザインや色が全部違います。

 


他にもお皿、アクセサリーなど色とりどりのガラスがお出迎え。

見ているだけでウキウキしてきますね、どれ買おうかな...と本来の目的そっちのけでしばらく真剣に吟味してしまったのですが、今日は私たちが出展したものを見にきたのでした。危ないあぶない...

 


奥の棚に、私たちの出展しているアイテムがあります!

 

ひまわり・イチョウの意匠を施したプレートや、ボウルやシャーレの組み合わせ。

 

 

はし置き、カトラリーレストは技法違いの2種展開。

四季をイメージした色合いを楽しめる、フュージング技法で作った丸い粒が乗っているタイプと、パートドヴェール技法で作ったやわらかなグラデーションが美しいタイプ。

 

 

使い方提案のカードもご用意しております。

 

 

また、コルデコさまが出展している型を使ったアイテムもぜひ注目して欲しいところです!

お渡ししたのはこちらの型なのですが↓

 

一輪挿しや、オーナメント、モビール、ピアスやイヤリングに展開されていました。


と、写真を撮影している合間にも、ぽつぽつと商品が購入されていきます。

商品の補充は適宜されるようですが、また次来た時や会期終盤には、いいなと思ったものが無くなっていたり、はたまた前回は無かった別バージョンの組み合わせが入荷したりもするかもしれません。1点ものの醍醐味ですね。

 

お近くの方はぜひぜひ、日本橋散歩がてらお立ち寄りください!

 

 

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ここからは今回の展示についてのちょっとしたお話です。


当工房に窯を導入したちょうど1年前、MADE in 日本橋に足を運んでくださったのが

個人でガラス作家をされているコルデコさまでした。

 

当初は陶芸をやる予定で導入したのですが、「この窯ならガラスもできますよ!」と、知識ゼロの状態からフュージングガラスのやり方を教えてくださり、ワークショップのコラボ・試作のアドバイスなど、何かとご協力を仰いでいる心強い方です。

 

そして毎年、高島屋の「TOUCH&FLOW」で展示販売をされているそうで、

せっかくなので型を使ったアイテムを一緒に作って、一緒に展示しましょう!と今回素敵なお誘いをいただいたのでした。

 

 

自社商品をつくり始めた当初、「何かしらの形で日本橋の大きな老舗店、高島屋三越などに商品を置かせてもらいたい」という漠然とした指標がありましたが、今回予期せぬ嬉しい形でそれが叶ったというわけです。

私たちの力だけではこんなに早く実現できなかったこと、

本当にありがたいご縁だなと感じております。

 

このメルマガも同様に、「いつも読んでいますよ」とお声がけ・感想をくださる方々はもちろん、ここまで(長々と!)読んでくださるみなさまに支えられています。

いつもありがとうございます。

 

今後もご報告や発信、行ってまいりますので

引き続き見守ってくださいますと幸いです!

 

 

 

 

 

「インテリアライフスタイル東京」リポート


いよいよ梅雨が始まり、色とりどりの紫陽花が咲きほこる季節になりました。

今年の梅雨入りは遅くなると聞いていたような気がしてましたので心の準備がないまま春が終わってしまいなんとなく消化不良気味です。


今回は6月1〜3日に開催された「インテリアスタイル展」のリポートです。
以前のインテリアライフスタイル展というと海外からのおしゃれな雑貨や
日本の伝統技法を取り入れた製品やアイディア商品などがメインだったように思いますが、5〜6年前からは「エコ・エシカル・アップサイクル」といった環境問題に取り組んだ商品の割合が飛躍的に増えました。


世界的な流れとして当然のことのように思いますが、少し前までは「確かにエコな素材だよね」「廃材からこんなのもできるんだ、すごい!」・・・でも、いかにもって感じで自分が欲しいかどうかはちょっと別かな。。。というのが本音でした。


ところが、今回のインテリアライフスタイル展では一気にデザイン的にも製品としての完成度もクオリティーが上がっているなと思いました。
言われなければ廃材だとわからないもの、アップサイクルしたことで新たな付加価値感を生み出していたものなど、コロナ禍で展示会がしばらく開催されていなかったうちに各メーカーさんが色々な取り組みをされていたことが伝わります。


素材とデザインとアイディアとその商品の存在意義、これらが揃った時に「欲しいもの」が生まれるのだなと改めて感じた展示会となりました。

 

■アップサイクル

ジーンズの生地で」

特に気になったのがこの「tumi-isi」。

何と言っても手触り感!

硬くコツコツとした「isi」でありながら柔らかく手に吸い付くような感触が新しい素材感です。布を高圧縮するとこんな滑らかな手触りになるんだと感動しました。

布とサトウキビの廃材からできているとの事。

そのほかのグッズも高クオリティー

 

「セメント建材とカリモク家具

外装材メーカーとカリモク家具のコラボレーション。

どちらも製造過程や施工現場でどうしても出てしまう廃棄材を使用。

設計事務所インテリアデザイナーがプロデュースしたグッズです。

いつもは垂直に使用されるものを水平に展示する事で新たな可能性が見えてきそうです。

 

エシカル

「フィッシュレザー」

漁業の町で立ち上げられたブランドで魚の皮になめし加工を施した「魚の革」

ブリと真鯛とスズキの3種があるそうですが強度的には牛革にも劣らないとの事。

 

「ピッグスキン」

柔らかく染色性が良いという豚の革の特性を生かした繊細なアクセサリー。

 

■継承と再生

「ビワコットン」

伝統産業である「縮」の技術を生かしたTシャツ。

江戸時代から続く技術で、元々はステテコの生地として作られていたとの事。

 

「KAPPOUGIとMONPE」

昭和の機能的な作業着を時代に合わせリデザイン。

 

「桐のたんす」

先祖代々が使ってきた家具を現代のインテリアや用途に合わせてリメイク。

 

■気になった素材

「組子パネル」

六角形の六辺に磁石が埋め込まれていて自由に組み替えて展示できるパネルです。

伝統的な和の意匠ですが配置のリズムにランダム感が出る事でモダンさが増すように感じます。

 

モルタルシート」

モルタルに繊維を混ぜた紙のように扱えるシート。

他にも様々に商品展開

 

「石材」

こちらは石材の採掘や加工、輸入販売など希少な石材を取り扱っている会社です。

特徴的でインパクトのある石材を多く取り揃えているバーチャルショウルームは時々のぞいていたのですが、小物の制作をされているのは知りませんでした。

 

A5位のサイズの壁面装飾パネル。

変わった石柄を見ると石目模様が生成された過程、地中深く太古の昔の記録を想像してしまいます。

 

「セラミックのコーヒーフィルター」

いつもはついつい急いでお湯を注いでしまって溢れさせがちですが、これなら植物に水をやるようにゆっくり注げそうです。

 

■アウトドア用品メーカーの新たな展開

スノーピークと建築家隈研吾氏のコラボによるトレーラーハウス「住箱」。

数年前から販売していたようですが、今回展示のメインであるユニット家具も含め屋外から屋内への展開になっています。今後は屋外専用のアイテムは作らないとの事。

 

「街づくり」

2022年10月 新潟県34区画の分譲地と8戸の賃貸住宅からなる住宅エリアと商業エリアの街「野きろの杜」が誕生する。

スノーピークはアウトドアリビングや広場の監修などを担当するとの事。

 

今回はなかなか見ごたえのある展示会でした。

個人的に購入したいなと思うグッズもたくさん見つかり、ただいまネットショップで

購入検討中です!

今後も展示会リポートお届けしていきたいと思っておりますのでご購読いただけましたら幸いです。

 

 

 

 

エンボスとガラスの可能性

 

昨年5月に窯がやってきてからほぼ1年。

初めこそ土を焼いていましたが、最近はめっきりガラス専用の窯になっています。

というのも、ガラスとエンボスの相性が予想以上に良く、可能性を感じます。

 

ガラスにエンボス(凹凸)というと切子などが思いつくかと思いますが、アスカルのガラスへのエンボス付けは主に型取りです。型取ることで施されるエンボスは、切子のような鋭さはありませんが、溶けかけの氷のようなトロッとした優しさや煌めきがあります。

 

また、エンボスを施すことで表裏の感覚が薄れ、より立体感の感じられるオブジェクトとなり、存在感も増すように感じます。

 

と、ガラスとエンボスの可能性を模索する中、今回Made in 日本橋で繋がったご縁により日本橋高島屋のタッチアンドフローさんにてガラス作家さんとご一緒に小物の展示販売をさせていただくことになりました。

 

タッチアンドフローさんは「しあわせのヒントの在処」をコンセプトに、洗練されたステーショナリーや日用品を取り揃えたショップです。

www.touch-and-flow.jp

そんな素敵なショップでのせっかくの機会。

アスカルとしても日々の暮らしにちょっとした彩りや豊かさを添えられるものをと、現在、試行錯誤で制作中です。

制作中のものをいくつかご紹介したいと思います。

 

其の1 『箸置き』

春夏秋冬をイメージしたカラーリングで、2個セットで販売予定。

表面のドットは意匠性はもちろん、カトラリーを置いたときの固定にも一役買うという機能性もあります。

エンボスがあることで光が乱反射し、ガラスのキラキラ感が増します。

 

其の2 『小皿』

珪藻土のコースターと同柄のガラスの小皿。

無色透明のガラスとエンボスの取り合わせが涼しげな、これからの季節にもぴったりな小皿です。

ガラスの厚み、ヘリの立ち上がりの高さなどひとつひとつが大切な要素になってくるので、色々と検討中です。

 

この他にもいくつか試作検討中ものもありますので、お楽しみに。

 

 

TOUCH & FLOW 日本橋高島屋S.C店内 展示販売

期間:2022.6.22~7.19  時間:10:30~20:00

(営業時間は変更になる場合がございます。お出かけの際は事前にご確認ください。)

 

「エクステリア×ガーデンエキシビジョン2022」リポート

4/15に幕張メッセで行われた「エクステリア×ガーデンエキシビジョン」に行ってきました。感染症対策のため2回開催が見送られ、なんと2019年以来、久しぶりの開催です。

 

個人的に目立つなと感じたものや、新商品など中心にリポートさせていただきます。

 

 

▶︎全体通して、濃色の木×ブラックスチール部材が多い

明るい木目の商品もバリエーションには表記がありますが、展示に採用されているのは中間〜濃い木目がほとんど。軒天やガレージのルーフ、玄関周り、フェンスなど様々なところでこの組み合わせが見られました。

 

 

▶︎ルーフ商品

入り口の四国化成、迫力のある大きなルーフは見応えがあります。

 

ガレージやテラスのルーフ、木目×ブラックスチールでスッキリした印象のものが多いです。中にはサンルーム的な空間提案も。

 

 

▶︎スマートなルーフデザイン

エッジの処理が綺麗で、野暮ったさのないデザインな気がします。

 

ブラックのどっしりとした大屋根に見えますが、下に入ると細い格子で明るく、かなり軽やかな印象です。格子の上は半透明素材があるので雨でも安心。

 

こちらも半透明素材で天井に抜けを作っており、ブラック単色ですが暗さや重苦しさもない工夫がされています。

 

 

▶︎ラウンジライク、上質なリラックス空間のイメージ

クリアガラスで開放的な屋外スペース。

ホテルのプールサイドにでも設けてありそうな優雅な雰囲気です。

 

こちらもどこかリゾートライク・ホテルライクな雰囲気。

 

煤や煙の出ないバイオエタノール暖炉やプールの提案。

全体的にアウトドアリビングから1段グレードをアップしたような、プライベートリゾートのような印象を受けます。

 

 

▶︎ありそうでなかった長手のコンクリートブロック

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95×800mmの幅が細いコンクリート。まるでタイルのようです。一般的に「コンクリートブロック」と聞いて連想するものよりモダンな仕上がりで、形状・縦横比が違うだけでここまで新鮮に見えるのかと驚きました。

 

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こちらも、ちょっと長手で150×600mmサイズのブロック。馬積みにした際の色むらが際立って見えます。

 

 

▶︎アルミ新色「ダスクグレー」

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近年の商業施設を見ていても、一時期多く見られたブラックの窓枠やスチールから、少しコントラストを抑えた「黒に近い濃色グレー」に移っているなという印象があったので、納得のカラーだなと感じました。

 

f:id:ascal_design:20220418120029j:plain反射や角度でなかなか比較が難しいのですが、青みで黒と比べるとちょっと明るいかな、という色味(カメラと写した画像のダスクグレーはちょっと明るく写りすぎてしまいました...)。外で実際施工された時にどう見えるのか気になります。

 

 

▶︎金属調の柄

f:id:ascal_design:20220418121351j:plainファサードにメタル調の部材&ハイウォール。

 

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f:id:ascal_design:20220418120518j:plainフェンスやパーツでは、黒皮鉄と赤錆の2色展開も。

 



▶︎ナナメの流れある石柄

ブックマッチのような張り合わせが可能な石柄タイル。柄が左右対称すぎると使いづらいので、これくらいの「揃っているような、ランダムなような」という並びが程よく存在感あり、良いバランスだなと感じました。

 

 

▶︎宅配BOX、大きくてもノイズレスなデザイン

様々なサイズに対応し、年々バリエーションが充実しているように思います。大きい宅配物の受け取り可能なBOXも、やはり需要がありそう。

 

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大中小のすべてのサイズに対応した3口あるものや、門と一体化したフラットなデザイン。

 

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玄関に馴染むすっきりとしたデザインも見ていて気持ちが良いです。

 

 

▶︎集合住宅向け商品

また今回目新しく感じたのは、集合住宅向けの商品提案。自動施錠のできる門や、屋根付きの自転車置き場やゴミ捨てスペースなどがちらほら。

 

 

▶︎プロジェクション的なライティング

壁面、天井、床などにグラフィカルなシルエットや、揺らぎのある光を映し出す商品。壁面を引き立たせるのではなく、光や影自体がワンポイントの主役になる演出は面白いです。映像ではないので動きませんが、木や光の自然モチーフのデザインは癒されます。

 

 

▶︎ラップ調外壁に合わせた展示や商品

最近はこのような形状の外壁が人気ですが、実際にラップ調のフェンスが出てきたり、

 

ポストや表札の商品ブースの1角でもラップ調外壁を想定した見せ方。色味含めて、今らしい組み合わせです。以前からこのようなデザインのポストはありましたが、単体での展示よりも壁面とセットで見えてくるのでイメージがしやすく、納得感があります。

 

その付近にも、アメリカンヴィンテージと言ったら良いのでしょうか?

インダストリアルっぽい金庫のようなガッチリしたポストや、ストリートサイン風の表札など、ラップ調・アメリカンな住宅外観に合いそうなエクステリアをアピールしている印象。

 

 

▶︎インテリアでよく見る色味

タカショーの印刷パネルでは、内装のカラークロスでよく使われるようなブルーや、グレイッシュなグリーンの単色が出ていました。また色差のある特徴的な木目柄もインパクト大です。

 

 

▶︎SDGsへの取り組み

プラスチックや木材から作る床材。循環型(脱炭素)新素材として、公共スペースの舗装材から展開予定のようです。

 

 

展示会全体を通して、濃色木目や金属柄のダークブラウン、ダークグレー(金属柄)、ブラックスチールがメインで、とにかく濃い色の商品が多かった印象です。

ただ、重々しさ・重厚さがあるかというとまた少し違い、スッキリしたフォルムや抜けを作って、高級感や上質感を感じるものが多かったように感じます。

 

展示会で外観に関わる商品を見られるのが久しぶりでしたので、大きさや質感など体感しつつインプットできる場は貴重だなと改めて思いました。

今後も控えている展示会が無事に開催され、こういった情報共有も定期的に行えることを願っております。