あのあたりが今がどうなってるのか気になり、
調査をして参りました。
オリンピック誘致が決まった2013年から
土壌問題で止まっていた豊洲の市場も、突然急ピッチに工事が始まり、
メイン施設も2018年に竣工。
有明エリアも草ぼうぼうのところ重機が入り、
バレーボールの会場になったアリーナは2019年に竣工。
フライングで行ってしまったため中に入ることができませんでした。
競技場は10年を目安に取り壊しになるそうで、
当初からプレハブ扱いだったようです。
軒にはたくさんの木材を使っていて、これが取り壊しとは信じられません。
新国立競技場ほど話題にもならなず惜しい競技場です。
さらに海側にはBMXやスケートボードで話題になったパークの跡地があります。
ここも他の競技場と同じく整備され、一般に開放されるようです。
またお向かいの晴海エリアは選手村に使用されたマンションが
「HARUMI FLAGS」として2023年竣工予定。
人口増加が著しいエリアです。
有明エリアをさらに海側へ進むと青海エリアに入ります。
ビックサイトや病院がありますが平時は人がほとんどいません。
23年間あったパレットタウンという商業施設も
今年の8月いっぱいで営業を終了し、全て取り壊しになります。
さらに海側に進むと「東京国際クルーズターミナル」があります。
2019年竣工。開業2020年。
存在は認識していたものの、Covidの影響で開業していたことにすら
気がつかなかったので、今回リポートしました。
外観。
ガラスが空や建物を反射しており、ギリギリ屋根の反りが見えます。
建物は横から見たら想像より薄いです。
大型のクルーズ船が着岸するための施設のようです。
売店もなにもありません。
建物は4階建。
1階はエントランス、2階は検査スペースと案内所。
2・3・4階が吹き抜けでした。
床は塩ビ木目、天井もエントランスに木目シート、吹き抜けは木色のルーバー。
ドアなどのフレームはブラック。これといった特徴はなくトイレもほぼ同じ。
気になったのはサインが大きいことでしょうか。
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今回はオリンピックの競技場を中心に
その周辺を含め調査をして参りました。
縦に高い建物はよく見かける東京ですが、
横に大きく、空を覆われるような建物はなかなかありません。
円形のイメージが強かった体育館や競技場ですが、
今回調査したものはどれも四角く屋根に反りが見られました。
こちらは少し足をのばして見に行った「東京アクアティクスセンター」。
競泳や飛び込みの会場になったプールです。
こちらも入ることが叶わなかったのですが、外観は四角。
お向かいにある東京辰巳国際水泳場は1992年竣工。
遊びと夢がまだが感じられるような気がします。
対する今回のオリンピックでできた新しい建物(2019と3年経過してますが)は
どれもかっこよく、クールで真面目な印象。
有明から青海の2018年頃から始まった建設ラッシュですが、
平成に作られた建物もどんどん取り壊されており、
新旧入れ替わりの、世代交代を見ているようです。
旧建物たちには謎のステージがあったり、泉があったりと、遊び心が見られました。
新しくできる建物にも、取り壊されていった建物にあったユーモアが
ほんのちょっとでも受け継がれればいいなとそんなこと思いつつ、
今回のリポートとさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。