ascal design にちにちデザイン談

デザイン活動をしながら日々思うことをスタッフやつながる仲間が気ままに綴ります

エンボスとガラスの可能性

 

昨年5月に窯がやってきてからほぼ1年。

初めこそ土を焼いていましたが、最近はめっきりガラス専用の窯になっています。

というのも、ガラスとエンボスの相性が予想以上に良く、可能性を感じます。

 

ガラスにエンボス(凹凸)というと切子などが思いつくかと思いますが、アスカルのガラスへのエンボス付けは主に型取りです。型取ることで施されるエンボスは、切子のような鋭さはありませんが、溶けかけの氷のようなトロッとした優しさや煌めきがあります。

 

また、エンボスを施すことで表裏の感覚が薄れ、より立体感の感じられるオブジェクトとなり、存在感も増すように感じます。

 

と、ガラスとエンボスの可能性を模索する中、今回Made in 日本橋で繋がったご縁により日本橋高島屋のタッチアンドフローさんにてガラス作家さんとご一緒に小物の展示販売をさせていただくことになりました。

 

タッチアンドフローさんは「しあわせのヒントの在処」をコンセプトに、洗練されたステーショナリーや日用品を取り揃えたショップです。

www.touch-and-flow.jp

そんな素敵なショップでのせっかくの機会。

アスカルとしても日々の暮らしにちょっとした彩りや豊かさを添えられるものをと、現在、試行錯誤で制作中です。

制作中のものをいくつかご紹介したいと思います。

 

其の1 『箸置き』

春夏秋冬をイメージしたカラーリングで、2個セットで販売予定。

表面のドットは意匠性はもちろん、カトラリーを置いたときの固定にも一役買うという機能性もあります。

エンボスがあることで光が乱反射し、ガラスのキラキラ感が増します。

 

其の2 『小皿』

珪藻土のコースターと同柄のガラスの小皿。

無色透明のガラスとエンボスの取り合わせが涼しげな、これからの季節にもぴったりな小皿です。

ガラスの厚み、ヘリの立ち上がりの高さなどひとつひとつが大切な要素になってくるので、色々と検討中です。

 

この他にもいくつか試作検討中ものもありますので、お楽しみに。

 

 

TOUCH & FLOW 日本橋高島屋S.C店内 展示販売

期間:2022.6.22~7.19  時間:10:30~20:00

(営業時間は変更になる場合がございます。お出かけの際は事前にご確認ください。)