ascal design にちにちデザイン談

デザイン活動をしながら日々思うことをスタッフやつながる仲間が気ままに綴ります

「ギフトショー・IFFT」リポート

10/13〜15に開催されたギフトショー秋2021と、

10/18〜20のIFFT/インテリアライフスタイルリビングに行ってまいりました。

今回はこちらの展示のリポートをお伝えしたいと思います。

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南館1階の様子

前回に比べ、空きブースも少なく活気ある会場でした。

全体を通して目立っていたアップサイクル、エシカル製品の中から

気になったものをいくつか紹介させていただこうと思います。

 

まずギフトショーからはタイの素材コーナー。

前回の展示に続き2度目の出展だと思います。

タイでは30代くらいの若い世代が中心になって

環境に考慮したものつくりに力を入れているらしく、

廃材を加工したおもしろい素材が並んでいました。

 

 

▼レーシングカーやラッピングバスなどの車の表面を覆うシートを裂いて編んだテキスタイル。

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耐久性に優れ、そして華美です。

 

▼伐採した木材の中の空洞が多いものをあえてくり抜いて埋め込んだ寄木。

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輪郭が天然の木材の輪郭なので不思議な印象が受けました。

 

▼廃棄されたカバンや端切れの革を特殊な薬剤で固めたリサイクルレザー。

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各色のトーンは同じにできるそうですが、

アクセントのように違う革の色が入ってしまうそうでそれがユニークでした。

 

▼パルプを固めた素材。

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よくある作り方ではありますが、パッと見たとき焼き物かと思う質感になっていました。

 

▼家具を作ったときにでる廃材を使ったアートピース。

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ホテルの客室などで使われているそうです。

 

 

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以下はIFFTからです。

 

▼今回一番気になった建物と取り壊したときにでる廃材のアップサイクル製品。

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メーカーではなくデザインスタジオの企画製品のようです。

 

波佐見焼の生産過程で大量に出る廃棄磁器を砕き、セメントで固めたもの。

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テラゾーのような仕上がりでしたが、所々に絵付けが見られ温かみを感じました。

▼規格外の布のアップサイクル製品。

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自然が生みだす模様のように同じものは一つとしてないそうです。

すでに店舗什器として採用されている例があるようです。

 

 

ギフトショーでは国内のアップサイクルは海外より少ない印象でしたが、

IFFTでは国内のメーカーの現在の生産方法からより自然環境を考えた方法へと

試行錯誤をされている様子が伝わってまいりました。

 

 

たくさんの出展からのごく一部の紹介でしたが

今後も展示会や新しい施設のリポートなど続けていきたいと思います。